経営財務コンサルティングとは
経営財務コンサルティングとは、中小企業診断士が、今後の経営の方向性や実施策を、経営者の方と一緒になって考え、経営上のアドバイスを行う業務です。
経営財務コンサルティングは、
経営財務診断によって会社の経営状況を分析した後に行います。
経営財務診断によって、会社の経営課題や問題点が分かったとしても、
そのままほっておいては、意味がありません。
経営財務コンサルティングでは、会社の経営課題や問題点を解決し、
これから会社の進むべき方向性や、
会社が具体的にどのようなことを行っていけばよいかということを、
中小企業診断士が経営者や社員の方と一緒に考えます。
具体的には、下記のようなことについて、相談やアドバイスを行います。
(1)経営戦略の立案に関するアドバイス
最近は、顧客ニーズや産業構造の変化が、とても早くなっています。
また、儲かるような商売ならば、すぐに競合企業が参入してきます。
このような激しい環境変化の中で、経営の方向性や経営戦略をいつも考えるようにすることが重要です。
経営戦略を考えるということは、①商品やサービスの品揃えを考え直すこと、②新たな販売先を開拓することです。
ぼーっとしていて売上が下がってしまわないように、品揃えや販路開拓について、中小企業診断士がアドバイスいたします。
(2)新規事業の事業性評価のアドバイス
会社経営を行っていると、魅力的な事業や流行の商売が、目の前に現れてきます。
早めに進出するのは不安だし、遅れれば儲けそこなう。
新規事業進出のポイントは、2つです。
① 自社の強みや経営資源を、すぐに活用できるか。
② 投資回収や採算性の面で、十分に割に合うか。
中小企業診断士が、新しい事業案をお持ちの方といっしょに、新規事業に進出するべきかどうかを考えて、アドバイスいたします。
(3)経営管理や財務管理などに関するアドバイス
経営管理や財務管理のレベルには、それぞれの会社によって大きな開きがあります。
そして、これらの管理レベルが高ければ高いほど、会社も安定成長していきやすいのです。
私は、勤めていた会社が株式公開していく過程で、それを感じました。
成長していく会社は、製造活動や販売活動が活発ですが、その一方で、総務や財務の機能の充実にも力を入れます。
私は、小さな会社が株式公開にまで至った時に身につけた管理ノウハウを活かし、会社の業務改善のアドバイスを行います。
特に、財務管理については、財務バランスの適正化、金融機関との交渉術等の詳細なアドバイスを行います。
(4)中期経営計画策定に関するアドバイス
中期経営計画とは、現在から3年後までぐらいの、会社の予算や実施事項を取りまとめたものです。
中期経営計画を作成し、会社内部で情報共有するようにすると、会社の全員が、現在自分が何をしなければならないかということが分かり、会社全体の意思統一を図ることができます。
中期経営計画を作成する一番の目的は、上記のように、会社の中で意思統一を図ることです。
しかし、その他にも、金融機関から融資を受けたり、他の会社と業務提携する際にも活用できます。ご相談ください。
(5)営業活動・マーケティングの相談やアドバイス
売上が伸び悩んでいる会社には、自社の強みや優位性を、お客さまに対して上手に伝えることができていない場合が多いです。
売上を上げるには、まずは自分ができることや得意なことを、お客さまに分かりやすいように、改めて自分自身で整理し直すことが必要です。
そうした後に初めて、買ってもらいたいお客さまに対して、最短でアプローチできる販売経路と販売促進策を選びます。
必ず当たる販売促進策など、最初から分かってはいません。小さな販売促進策を数多くトライして、効果の見えたことを続けて行いましょう。
中小企業診断士が、売上の上がる営業活動やマーケティングの実施策を、ご一緒に考えます。
ご利用していただきたい方
- 中小企業診断士の意見を聞きながら、ご自分の会社の経営戦略や実施策を決定したいという方。
- 定期的に会社訪問を受け、現状の経営分析の後、これからの経営の方向性や実施事項を決め、PDCAサイクルを確立したい方。
- 同業他社の成功事例などを参考にしながら、今後の会社の方向性を決定したい方。
- 会社経営のブレーンとして中小企業診断士を社内会議等に参加させ、専門家の客観的な意見を求められている方。
- 会社が現在抱えているリスク、経営課題や問題点を、ピックアップしてもらいたい方。
- 金融機関との折衝等のアドバイスが必要な方。
コンサルティングの内容
基本的には、定期的に会社訪問し、現状で起こっている経営課題や問題点について、下記のような方法により解決を図ります。
- 定期的な会社訪問と、経営者及び社員の方との相談及びアドバイス。随時、可能な範囲で電話相談。
- 役員会議、幹部会議、店長会議等への出席。
- 金融機関等との折衝への同席。
- 相談内容によって、弁護士、税理士、社会保険労務士等との連携により、課題解決を図ります。
期待される効果
- 中小企業診断士からの意見を聞くことで、自分の経営戦略や実施策の判断に自信が持てるようになります。また、反対された場合は、自分の判断を再考する機会を得ることができます。
- 定期的な会社訪問によりアドバイスを受け、経営管理のPDCサイクルを確立することができます。
- 自分が気付いていない経営課題や問題点、経営リスクについて、気付くきっかけを得ることができます。
- 中小企業診断士を社内会議等に参加させることで、専門家の客観的な意見を社内に浸透させることができます。
- 財務内容が安定化し、金融機関からの信頼を得ることができます。
方法・手順
原則、1ヶ月に2回以内の会社訪問。1回の会社訪問は、約2時間程度です。
その他、可能な限り、電話相談で対応いたします。
コンサルティング料金
1ヶ月110,000円より(消費税込)
交通費別